如来蔵

所属している仏教会の勉強会当番が回ってきました。


テーマは……「如来蔵」です。6年前の安居で「不増不減経」の講義はありましたが、「法界身義」のご法義に通じるくらいしか覚えていません。


とりあえず読みやすそうな本を購入して勉強中です。筆者が

如来蔵思想:一切衆生は如来を本性としており、そのことに基づいて、万人がブッダに成り得る可能性を如来が衆生の内に見いだして、そのことを大慈悲に基づいて衆生に知らしめ、衆生に信を生じさせる教説

と定義をしたうえで、

大乗仏教では『華厳経』の「信は道の元、功徳の母となす」や、『大智度論』の「仏法の大海は信を能入となる」などの教説や、阿弥陀仏や観音菩薩などの諸仏・諸菩薩に対する信仰もある。それ以前の仏教に比べると「信」に重きを置いている。
如来蔵思想は何をおいても「信」に根ざす思想であり、この点において「信」に重きをなす大乗仏教の正系に位置しているといえるのである。

また「万人がブッダに成り得る可能性を如来が衆生の内に見いだして、そのことを大慈悲に基づいて衆生に知らしめる」という点において、如来の救済者としての側面が強く表れていることがわかる。

と説明をしています。


浄土真宗に少し通じる部分と、まったく違う部分があるので改めてまとめてみようと思います。

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2021年05月01日