カオパンサー

本来であれば現在は安居期間です。


安居は、日本ではあまり知られていない仏教行事です。


タイでは安居に入る日を「カオパンサー(入安居)」といい、国民の祝祭日となっているようです。

【カオパンサー(入安居)】
陰暦8月の十六夜の日です。この日から出安居の日までの約3ヶ月の間、僧は仏教の修行に専念するため寺にこもります。
かつて、僧が雨季に外出して百姓が植えた稲を踏んでしまわないように寺に篭ったのが始まりであると言われていますが、現代でもこの日から出安居の日まで僧は寺に篭って修行に専念します。
またこの日、人々は大きなロウソクの山車を行列になって寺社に奉納します。この習慣から、現代では様々な彫刻を施したロウソクの山車や踊りのパレードが見られる「ろうそく祭り」が行われています。


今年は7月6日がカオパンサーだったそうです。


カオパンサー当日は、酒類販売禁止になるといいます。
商店や飲食店ではアルコール飲料の購入はできませんが、事前に購入済みのアルコール飲料を自宅等で飲むことは可能です。


ちなみにカオパンサーの前日である陰暦8月の満月の日は、アサラハブーチャ(三宝節)というようです。


アサラハブーチャは、お釈迦さまが最初の説法を行い、最初の弟子ができた日であり、カオパンサーと同じく酒類販売禁止の祝祭日となっています。

合掌

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2020年07月30日